相続手続きはどのように進めたら良いか
2018.09.27|相続について
相続手続きの一般的な流れ
普通、「相続の手続きに慣れている」なんて方はいらっしゃらないと思います。
多くの方が、親の相続を目の当たりにして、困惑することになるのではないかと思います。
相続手続きは、どのように進めていけば良いのでしょうか。
人それぞれに事情が異なりますから、画一的な方法という形で紹介することはできませんが、相続手続きの代表的な流れをまとめてみます。
次の1から5の順に進めていくことになります。
1. 遺言書があるかないかの確認
遺言書があるかないかで、相続手続きの流れが変わってきます。
まずは遺言書を探しましょう。
①自筆証書遺言をさがす
まずは、自宅の中に遺言書が残されていないか確認しましょう。
こちらの記事も参考になさってください。
②公正証書遺言をさがす
自宅に遺言書が残されていないからといっても、遺言書がないとは言い切れません。
もし、公正証書遺言を残している場合には、その遺言書は公証役場に確実に保管されています。
もし、公正証書遺言を残している可能性がある場合には、公証役場に確かめに行きましょう。
こちらの記事も参考になさってください。
⇒「遺言書が自宅で見つからなかった場合に探して欲しい「公証役場」
2. 相続人の確定
お亡くなりになった方の、「生まれてからお亡くなりになるまでの戸籍」を全て取得し、法定の相続人が誰になるのかを確認します。
こちらの記事も参考になさってください。
3. 相続財産の確定
亡くなった方に、どのような財産があり、何を相続するのかを確認します。
- 不動産の確認(登記事項証明書、固定資産評価証明書など)
- 金融資産の確認(銀行などの口座)
- 債権債務の確認(貸しているお金があるかどうか。借金があるかどうか。)
- 生命保険金などの確認
- その他の財産の確認(車、絵画、茶道具、ゴルフ会員権、著作権など、換金できるもの)
こちらの記事も参考になさってください。
4. 遺産分割協議
遺言書が無い場合は、相続人の間で相続財産の分け方を話し合い、「遺産分割協議書」を作成します。
5. 解約・名義変更などの手続き
遺言書又は遺産分割協議書を用いて(または、届出先の所定用紙を用いて)、相続財産の名義変更や解約などの手続きを行います。